幼児教室の選び方

我が子の持つ個性や才能を伸ばしてあげたい。幼児教室に通わせるのもその選択肢の一つですね。
今回は、幼児教室を選ぶ際のポイントやメリット・デメリットをご紹介します。
是非、幼児教室を選ぶ際や探すときのご参考にしていただければと思います。

幼児教室に通うメリット

小学校入学前の0~6歳を対象とした教育施設をさす「幼児教室」。
それぞれの年齢に合わせ、遊びながら学び、脳を鍛えることを目的としており、家族以外の先生やお友だちと過ごすことで、人の話を聞く力や協調性を育てることができます。
実際に通う事でどのようなメリットがあるかからご説明します。

子どもの可能性が広がる

幼児期は感情面・人間関係など、様々なことが急激に成長する時期です。
興味や関心を持つ対象が増えることで、可能性の土台がひろがります。
また、ひとりひとり個性があり、考え方や発想力も異なります。
そのなかで新たな価値観を知ることで、子どもの成長による伸びしろが増えるのも良いところです。

家では出来ない成長が出来る

幼児教育の基礎となるのは、挨拶やお礼が言える、謝ることができる、人とコミュニケーションが取れるなど、家族以外の集団での社会性やルールを学ぶとともに、スキルを磨くということです。
協調性を持って学ぶことや、他者との関わり方など、習い事を通して身につけていきます。
もちろん、心を育てていくことも幼児教育の一つとして考えられます。

子どもの違う一面が見える

毎日一緒に過ごしていると子どものちょっとした変化やいつもは見えない一面に気づくのが難しい場合があります。
しかしそこに、第三者の視点が入ると子どものことを違う角度から見られるようになります。
子どもの知らなかった一面を知り、そんな一面もあったんだと思えると親の心にも余裕が生まれ、育児の中で子どもの違う側面を見ようと保護者の視野が広がります。

育児への考え方が変わる

幼児教室に通うことは、子どもだけではなく、保護者にも大きなメリットがあります。
幼児教室では「遊び」を中心に学習していく方法が多くあります。
そういった方法を知ることで、これまでただ遊ぶだけだったものが「少し工夫をすると知育に繋がるかも」「こんなことをしてみよう」と日々の育児の中でのアイディアやひらめきが多くなります。
家庭でも知育をすることで子どもの可能性を広げるための一助になります。
さらに、子どもにとってもできるようになった事を保護者に見せることができるのは、情緒面の発達に繋がるので大切なことと言えます。

同じ目的を持った親と接点が持てる

大人子どもを問わず、仲のいい友達と遊びたいですよね。
「外遊びはこの子と」「家族そろって遊ぶときはあっちの子と」など成長するにつれて、だれとなにをするかを選択するようになっていきます。
習い事でも同じです。同じ教室に通い続けている子どもさん(保護者さん)は少なからずベクトルが同じ方向に向いています。
そのため、しつけや学習など子供が成長していく際の指針を考える際、同じ方向性の仲間がいることで、相談したりできる仲間を作ることが出来ます。

幼児教室に通うデメリット

メリットがあればもちろんデメリットもあります。
だた、デメリット部分も理解できていれば事前に心の準備が出来、対応することができるでしょう。

経済的負担

幼児教室に通わせる以上、経済的負担を避けることはできません。
入会金や年会費、教材費がかかる場合もあります。
ランニングコストが予算より高いと継続することが難しくなります。
幼児教室に通わせる際には、必ず通わせる期間を想定した予算も合わせて検討しましょう。

子どもの負担になる可能性がある

幼児教育を始めるのは親の意向が強いです。そのため、子どもの意思はあまり反映されません。
スタートしてみると、子どもの苦手なことかもしれないですし、ストレスになる可能性もあります。
幼児教室に通わせるときは、子どもの性格に合っているのか、興味に合っているのかを検討して、幼児教室を選ぶようにしましょう。

時間の拘束が増える

子どもの習い事といっても、子どもだけで通うことは出来ません。
特に小さいうちはママと一緒に受講することも多いので、親も幼児教室のために時間を割く必要があります。
他にも親の協力が必要な教室だと負担になる場合があります。

幼児教室の選び方のポイントとは?

最近ではインターネット上も含めたくさんの幼児教室があります。
では、実際に幼児教室を選ぶ際にどのような点に着目し、注意するべきなのか。

子どもが楽しめるか

やはり、いちばん重要なポイントは子どもが楽しめるかどうかです。
レッスンの内容が良かったとしても子どもが長くしっかり取り組んでくれないとなかなか効果はでません。ですので、子どもが楽しく自ら学んでくれることが大事です。
とは言え幼児教室のほとんどは週1回1時間程度なので、それだけでは足りません。
幼児教室のカリキュラムを楽しむと共に、同じく家でも楽しく学習する習慣を身につけることが幼児教室に通う上で重要なポイントです。

先生との相性が良いか

先生との相性は、子どもはもちろんですが大人にも関係します。
子どもと先生の相性はいうまでもなく重要です。子どもだし何とでもなるだろうと思うかもしれませんが、なかなかそうでもありません。
もちろん幼児教室の先生はプロですので、だれであろうとしっかり対応してくれますが、相性が悪いということも考えられます。
他にもマザーリング(育児方法の解説)や育児の悩み相談も先生にする場合があるので、先生との信頼関係や相性は親にとってもものすごく重要です。

幼児教室には体験レッスンを受けられるところが多いので、体験してみて先生との相性を見るのも良いかもしれませんね。

通いやすい立地かどうか

小さい子どもを連れて遠出をするのはとても大変です。
なので、通うこと自体が辛くならないようにできるだけお家に近いところや通いやすいところが良いです。もちろん近場に良い幼児教室がない場合は、多少範囲を広げる必要があります。
最近ではオンライン教室も増えてきているので、選択肢の一つにしてみるのも良いかもしれません。

月謝とレッスン内容に納得できるか

気に入ったところがあれば月謝はできれば二の次にしたいところですが、教室によっては気にせずにはいられない金額の場合も。
幼児教室の月謝は同じ回数・時間でも倍以上違うところもあります。そうなるとレッスン内容が重要になってきます。
レッスン内容の良し悪しの判断基準は人それぞれですが、目的やねらいがはっきりしていて、それに沿った工夫がされているものが良いレッスンといえるのではないでしょうか。
子どもの集中を切らさないような工夫がされていたり、次々と教材を進め、かなりスピード感のある授業を展開していたりと、それぞれに特徴がありますので、ご家庭の方針と合わせ納得できる内容かチェックしてみると良いかもしれません。

教室の教育方針が合っているか

レッスンの内容も大事ですが、教育方針にも共感できるかも一つのポイントです。
教育方針に共感できると、教室との相性も良く、方針に沿ったレッスン内容も効率よく進めることができますし、家庭学習も教室と同じように取り組めます。
しかし、独自の教育方針を打ち出す幼児教室もありますので、受け入れにくい部分があっても、深く考えずレッスンが良ければそれでよしと割り切るのも一つの方法です。

幼児教室で失敗しないために

候補をあげて比較する

たくさんある幼児教室の中からいきなり一つの教室に絞るのは難しいです。
お子さんにとってベストな幼児教室を見つけるためには、まずいくつか候補をあげて比較することをおすすめします。
教室の方針や良さそうなところ、気になるところ、月謝やカリキュラムなど細かく比較してみましょう。いくつかに絞って比較すると、お子さんにとっても保護者にとってもいい教室が見つけやすくなります。

体験教室に参加してみる

実際にレッスンを体験してみるのが幼児教室を選ぶのに最も良い方法です。
幼児教室は数多くあるので、全てを体験するのは難しいですが、自分なりに取捨選択して、候補にあがったところは体験レッスンを受けるべきです。
その際も、いくつか体験レッスンを受けて比較してみるのがポイント!
もちろんある程度行きたい教室をしぼるのはいいですが、最初に行ったとこがそれなりに良かったとしても最低もう一つくらいは体験した方が良いです。
初期費用がかかるため、あちこち幼児教室を変えるわけにもいきません。
自分でしっかり納得してから入会しましょう。
無料体験を行っているところもありますし、有料のところもキャンペーンなど期間限定で安くなっているところもあります。

子どもの意見をしっかり聞く

幼児教室を決めるときは、まずお子さんに合った教室かどうかを見極めてあげましょう。
自分の気持ちを伝えられる年齢のお子さんであれば、体験してみた感想や先生やお友達の雰囲気などお子さんの意見を聞いてあげるのも良いかもしれません。
ただ、幼児教室は対象年齢によってはお子さんが自分の意思を表示できない年齢の場合も多くなります。その際は、実際にお子さんと一緒に通うママが楽しく、納得して続けたいと思う教室かどうかチェックすることが大切です。
幼児教室はいつでも辞めることができますが、一度通わせ始めるとなかなか辞めづらいものです。
また長期的なスパンで通わせることが大切ですから、できるだけ1箇所で長く通わせてあげる方が良いですね。

 

<まとめ>

お子さんの知識や経験を増やし、同時にママの育児に対する知識を増やす幼児教室。
お子様のためだけではなくママと子どもさんが一緒に楽しみながら成長できる教室を見つけてください。

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